※現在、新規受付を休止しております。
再開の時期は未定です。
サービス内容
昔は、どこの家庭でも、かつお節を削るのは、当たり前の光景だったそうです。ということは、どこの家庭にも、削り器があるはず。ご実家や、おじいちゃんおばあちゃんのおうちの戸棚の奥底で眠っている削り器に、もう一度、息を吹き込みませんか?




■内容(基本料金)
・鉋刃の研ぎ
刃を研いで削れるようにします。
※サビ落とし、欠け修正、裏出し(刃の裏側の平面を出すこと)含む
・台直し
長年の使用で鉋台が凹んでいるとうまく削れないので、台を修正して平面にします。
・箱のクリーニングとミツロウ塗布
箱の汚れを拭きとり、ミツロウを塗布します。
■追加料金が必要になる場合
・本体破損修理 +500円〜
・桟(鉋や蓋を支えてる部分の木)破損修理 +500円〜
※事前に金額(概算)をお伝えしますので、ご安心ください。
■選択可能なオプション
・本体の磨き直し(研磨+ミツロウ塗布) +500円〜
■料金
基本料金:¥3,500
■申込方法
1. まずは「問い合わせ」フォームより、ご連絡ください。こちらからメールを差し上げますので、そのメールに写真を添付してください。(お問い合わせフォームからは写真添付ができません。)
・氏名
・住所
・電話番号
※見本のように、本体の写真を添付送信してください。
2.事前に写真を拝見し、再生可能か専門職人が判断し、料金をお知らせします。
※ただし、あくまで写真での判断ですので、現物の状態によって、追加料金が発生する場合もございます。予めご了承ください。料金が変わる場合は、修繕前にご連絡いたします。
3.本体を壊れないように十分に梱包の上、メールに記載の住所までお送りください。
※送料は、お客様ご負担となります。
4.メンテナンス終了時に、金額をお知らせいたします。ご入金が確認でき次第、本品を返送させていただきます。
鉋刃が大きく割れている場合や、木の腐敗が激しい場合は、直せない場合もございますが、基本的に、錆を取って鉋台を直せば、使えるケースがほとんどです。
■写真の撮り方
①鉋刃の表

②鉋刃の裏

③箱部分の全体像(上部から見た様子)

おじいちゃんの削り器

ある日、新聞に“削ラー”の記事を載せていただいたら、伯母から電話がかかってきました。
「おじいちゃんが毎朝かつお節を削ってくれて、私たちはいつもその香りと音で目覚めていた頃を思い出した」と。おじいちゃんは、私が5歳のときに、病で亡くなってしまったのですが、いつも、ハンチング帽を被り、とても紳士で品のある優しいおじいちゃんだったことを鮮明に覚えています。今でも、私の“理想の男性像”である大好きなおじいちゃんが使っていた“削り器”。私はすぐに「欲しい!」と願い出ましたが、祖母が施設に入るタイミングで家を取り壊し、その時一緒に処分してしまったとのこと。どんなに願っても、どんなにお金を積んでも、もう2度と手に入らないその削り器を想うと、とても悲しくなりました。
かける木工舎との出逢い

ワークショップをしていると、時々、そんな削り器をお持ちの方と出逢います。せっかく、実家の戸棚の底から見つけてきてくださるのですが、ほとんどの場合、鉋刃が錆びていたり、鉋台がよがんでいたりして、すぐに削ることができません。私は、知り合いの大工さんに定期的なメンテナンスをお願いしていましたが、皆さんには、どこで直してもらったらよいか、提案することができず、心苦しく思っていました。
そんな時、またまた、運命の出逢いが訪れます。今、私の住んでいる熊本県小国町に、若き家具職人ユニットが移住してきました。私の悩みを相談すると、すぐに協力を引受けてくれました。


買えばすぐに手に入るという考えもありますが、せっかくなら、今ある道具を大切に、ずっと使い続けてほしい。
100年後も使い続けられる家具をつくりたい、という想いを持つ職人だからこそ、同じ価値観を共感でき、このサービスを実現することができます。

かける木工舎はこちら。